三島 裕枝
HIROE MISHIMA
資生堂アソシエイト
トップヘアメイクアップ アーティスト
-2000年 資生堂美容室入社、
-2010年 ビューティークリエーション部に転籍
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美容師としての知識と技術をすべて兼ね備えたヘアメイクアップアーティストになりたいとの思いから、2000年に資生堂美容室に入社。旧札幌支店でスタイリストとして活動する中、2005年に制定されたSABFA留学支援制度の第1期として、プロのヘアメイクアップアーティストを育成する学校「SABFA」に入学。修了作品で最優秀賞を受賞するなどの優秀な成績を収め、主席で卒業。その後、マサ大竹のアシスタントやトップスタイリストとして活動。
また、NY、パリコレクションに参加する。2010年10月、ビューティークリエーション研究センター(現 ビューティークリエーション部)に転籍し、ヘアメイクアップアーティストとしての活動を開始。2013年、「JHA(ジャパン ヘアドレッシング アワーズ)」で最優秀新人賞を受賞。現在は、「マキアージュ」や「プリオール」を中心としたメイクアップブランドの広告クリエイションのほか、美容室を対象とした「三島裕枝 アップスタイルセミナー」やSABFAの講師など、幅広く活動している。
資生堂美容室で培ったさまざまな経験が
いまの仕事に生かされています
ー ヘアメイクアップアーティストを目指したきっかけと、資生堂美容室を選んだ理由を教えてください。
三島きっかけは、ドラマに出てきたテレビ局のヘアメイクアップアーティストへの憧れです。どうしたらなれるのか分からずにいたところ、美容師免許を持ち、カットからセット、メイクアップ、着付までできるヘアメイクアップアーティストが重宝されると聞き、高校卒業後、美容学校に入りました。資生堂美容室を選んだのは、美容学校の担任から「三島に合っている」とすすめられ、トータルビューティーサロンなら自分の夢がかなえられると思ったからです。
ー 札幌で美容師として働いていた頃、どのような目標を抱きながら仕事に取り組んでいましたか?
三島最初は美容師としての仕事で精一杯でしたが、先輩たちが指名数を伸ばしながらもコンテストに挑戦している姿に憧れ、自分も出場するようになりました。「札幌にもがんばっている技術者がたくさんいる」ことを他店舗の方に知ってほしいという思いも強かったです。
ー SABFAに入学したきっかけと、1年間のカリキュラムの中で学んだことについて教えてください。
三島美容師になって6年目にSABFA留学支援制度ができたことがきっかけです。美容業界誌に掲載されている、マサ大竹先生を筆頭としたビューティークリエーション研究センター(現 ビューティークリエーション部)の方々の作品をいつも食い入るように見ていたことから、憧れる先輩方のようなアーティストになりたいと思い、試験に挑戦しました。SABFAではヘアメイクアップの基礎、理論はもちろん、クリエイションの苦楽を教えていただきました。
ー 数々の賞を受賞されていますが、ヘアメイクアップアーティストとしてのご自身の強みはどのような点だと考えますか?
三島さまざまなコンテストに出場した際、マサ大竹先生からたくさんのアドバイスをいただきました。美しいものとそのバランスを知ること、美を的確に見極めること、なによりマサ大竹先生の「審美眼」を、自身の作品を通して教えていただきました。美しいものを理解し、誰もが美しく素敵だと思う表現ができることが、私の強みだと考えます。まだまだではありますが……。
ー 資生堂美容室での経験は、その後の仕事にどう影響していますか?
三島資生堂美容室で学んだ技術や接客応対は、ヘアメイクアップアーティストの仕事にも生かされています。また、セミナーの講師として「伝える側」に立った時、基礎をしっかり教えていただいた経験が大いに役立っています。
ー これからの資生堂美容室にはどのようなことを期待していますか?
三島伝統と素敵なイメージを残しながら、急速に変化するニーズやトレンドにも対応できるサロンであってほしいです。また、美容学生や美容師さんにとって憧れの存在であってほしいと思います。